授乳中にほっと一息つきたいとき、コーヒーを飲んでもよいのか迷う方は少なくありません。特に気になるのが、「カフェインが母乳を通して赤ちゃんに影響しないか」「カフェインレスなら気にせず飲めるのか」という点ではないでしょうか。
カフェインは母乳中へ移行しますが、授乳中だからといってコーヒーを必ず完全にやめる必要があるわけではありません。米国疾病予防管理センター(CDC)は、授乳中の1日300mg以下のカフェイン摂取を低~中程度とし、通常は乳児に悪影響を及ぼさないと説明しています。一方、欧州食品安全機関(EFSA)は、授乳中の女性について1日200mgまでのカフェイン摂取であれば、母乳で育つ乳児について安全上の懸念は生じないとしています。[1][2]
カフェインレスコーヒーは通常のコーヒーよりカフェイン量を大幅に減らせるため、授乳中にコーヒーの味や香りを楽しみたい場合の選択肢になります。
この記事では、授乳中のカフェインレスコーヒーについて、母乳へのカフェイン移行、赤ちゃんへの影響、カフェイン量の目安、選び方などを公的機関や研究データをもとに整理します。
授乳中にカフェインレスコーヒーを飲んでも大丈夫?

結論から言えば、カフェイン量の面では、カフェインレスコーヒーは通常のコーヒーよりも授乳中に取り入れやすい飲み物です。
ただし、「カフェインレス=カフェイン0」とは限りません。
カフェインレスにも少量のカフェインが残っている
日本の「レギュラーコーヒー及びインスタントコーヒーの表示に関する公正競争規約」では、カフェインを90%以上除去したコーヒーについて「カフェインレスコーヒー」「デカフェネイテッドコーヒー」などと表示できます。[3]
そのため、カフェインレスコーヒーにも少量のカフェインが残っている場合があります。
米国食品医薬品局(FDA)によると、一般的なデカフェコーヒーには8液量オンス(約237mL)あたり2~15mg程度のカフェインが含まれることがあります。[4]
商品によって差はありますが、通常のコーヒーよりカフェイン量が大幅に少ないことに変わりはありません。
そのため、普段のコーヒーをカフェインレスに置き換えることで、1日の総カフェイン摂取量をかなり減らせます。
授乳中のカフェインは1日200~300mg程度が一つの目安
授乳中のカフェイン摂取については、機関によって示している目安が少し異なります。
CDCでは、1日300mg以下を低~中程度の摂取としており、この程度であれば通常は乳児に悪影響を与えないと説明しています。[1]
一方、EFSAは、授乳中の女性が1日200mgまでのカフェインを摂取しても、母乳で育つ乳児について安全上の懸念は生じないとしています。[2]
そのため、より慎重に管理したい場合は、コーヒーだけでなく、すべての食品や飲み物を合わせて1日200mg程度までを一つの目安にするとわかりやすいでしょう。
【授乳中のカフェインを考えるときの目安】
・CDC:1日300mg以下を低~中程度の摂取としている
・EFSA:1日200mgまでであれば乳児について安全上の懸念はないとしている
・カフェインレスコーヒー:カフェインは大幅に少ないが、完全な0とは限らない
・コーヒー以外の紅茶、緑茶、チョコレート、エナジードリンクなども合計して考える
新生児や早産児ではより慎重に考える
カフェインへの反応は、赤ちゃんの月齢によっても異なります。
米国国立医学図書館のLactMedによると、早産児や新生児ではカフェインを体内から排出する能力が非常に低く、その処理能力が成人に近づくのは生後3~5か月ごろとされています。[5]
そのため、
- 生まれて間もない赤ちゃん
- 早産で生まれた赤ちゃん
- カフェイン摂取後に明らかに落ち着かなくなる赤ちゃん
の場合には、一般的な目安よりカフェイン量を少なくする方法があります。
カフェインレスコーヒーであれば通常のコーヒーより摂取量を減らしやすいものの、心配な場合は小児科医や助産師などに相談するとよいでしょう。
カフェインは母乳を通じて赤ちゃんにどのように届く?

授乳中のカフェインについて考えるうえで知っておきたいのが、母乳への移行です。
ママが摂取したカフェインの一部は母乳中にも現れます。
母乳中のカフェインは摂取後約1時間で高くなりやすい
LactMedによると、カフェインは摂取後すみやかに母乳中へ現れ、通常は摂取から約1時間で母乳中濃度がピークになります。[5]
100mgのカフェインを摂取した授乳中の女性を調べた研究でも、母乳中のカフェイン濃度は約1時間後にピークとなりました。[6]
ただし、
「飲んで1時間だけ避ければ、その後はカフェインがなくなる」という意味ではありません。
研究では、母乳中のカフェインの半減期が平均約6~7時間だった例も報告されています。[5]
そのため、母乳中のカフェイン濃度は時間とともに徐々に下がっていくと考える方が適切です。
母乳への移行率を「一律○%」とは言い切れない
カフェインが母乳を通して赤ちゃんに届く量は、母親の摂取量、体格、授乳量、授乳する時間などによって変わります。
研究によって推定方法にも違いがあり、母親が摂取したカフェイン量に対して赤ちゃんが受け取る量を一つの固定した割合で表すことはできません。
LactMedに掲載されている研究では、100mgのカフェインを摂取した場合、完全母乳の乳児が受け取る量は、母親の体重で補正した摂取量の約10%と推定された例があります。別の200mgを用いた研究では約7%と推定されています。[5]
つまり、元のカフェイン量そのものを減らすことが、赤ちゃんへのカフェイン曝露を減らすうえでわかりやすい方法です。
その点で、通常のコーヒーからカフェインレスへ切り替えることには意味があります。
赤ちゃんは大人よりカフェインをゆっくり処理する
授乳中のカフェイン摂取で特に注意される理由の一つが、赤ちゃんの代謝能力です。
成人ではカフェインが比較的速く処理されますが、早産児や新生児ではカフェインの処理能力がまだ十分に発達していません。
LactMedでは、早産児や新生児のカフェイン除去能力は非常に低く、成長するにつれて速くなり、生後3~5か月ごろには成人に近い値になると説明しています。[5]
そのため、同じ量のカフェインでも、新生児期にはより長く体内に残る可能性があります。
非常に多いカフェイン摂取では不機嫌や睡眠への影響が報告されている
CDCによると、母親が非常に多量のカフェインを摂取しているケースでは、乳児の
- 不機嫌
- 落ち着きのなさ
- 睡眠パターンの乱れ
- 震えのような反応
などが報告されています。[1]
LactMedでも、1日10杯以上に相当する非常に多いカフェイン摂取をしている母親の乳児で、不機嫌や震え、睡眠の問題などが報告されています。[5]
一方、こうした症状はカフェインだけで起こるものではありません。
赤ちゃんが寝ない、泣き止まない、吐き戻しが増えたといった場合に、すぐに「コーヒーが原因」と決めつけることはできません。
カフェイン摂取量が多い場合にはいったん減らして様子を見る方法がありますが、症状が続く場合や体調に心配がある場合は、小児科医などに相談してください。
授乳中のカフェインレスコーヒーはどう選ぶ?

カフェインレスコーヒーには、さまざまな種類や製法があります。
ただし、授乳中だからといって特定の製法だけを選ばなければならないわけではありません。
まず確認したいのはカフェインの除去率
日本のコーヒー公正競争規約では、カフェインを90%以上除去したコーヒーについて「カフェインレス」「デカフェネイテッド」などの表示が認められています。[3]
全日本コーヒー公正取引協議会によると、日本で販売される一般的な商品では、90%を超えてカフェインが除去されているものも多く、大手市販品では97%以上除去している商品もあるとされています。[7]
商品によっては、
- カフェイン97%カット
- カフェイン99%カット
- 残存カフェイン○mg
など、より詳しい数値が表示されているものもあります。
カフェイン量をできるだけ抑えたい場合は、こうした表示を確認すると選びやすいでしょう。
水抽出法と二酸化炭素抽出法
全日本コーヒー協会では、代表的なカフェイン除去方法として「水抽出法」と「超臨界二酸化炭素抽出法」を紹介しています。[8]
水抽出法は、生豆を水に浸し、溶け出した成分からカフェインをフィルターなどで取り除く方法です。
超臨界二酸化炭素抽出法では、一定の条件下に置いた二酸化炭素を利用してカフェインを取り除きます。
それぞれ味や香りの残り方などに特徴があります。
ただし、「水抽出だから安全」「別の方法だから危険」と製法だけで安全性を順位付けする必要はありません。
授乳中に選ぶ際には、カフェインの除去率や自分の好み、商品の表示を確認する方が実用的です。
日本では化学薬品を使ったカフェイン除去は認められていない
海外では、有機溶剤を利用してカフェインを除去する方法もあります。
一方、全日本コーヒー公正取引協議会は、化学薬品を使用したカフェイン除去は日本の食品衛生法では認められていないと説明しています。[7]
そのため、日本国内で正規に流通しているカフェインレスコーヒーについて、必要以上に「薬品が残っているのでは」と心配する必要はありません。
海外から個人輸入する場合などは、日本の基準とは異なる可能性があるため、製造方法や販売元を確認するとよいでしょう。
カフェインレスコーヒー選びでは、「薬品不使用」という言葉だけで判断するより、カフェイン除去率、豆の種類、焙煎度、製造元などを確認して、自分が納得できる商品を選ぶのがおすすめです。
授乳中にコーヒーを飲むタイミングや量はどう考える?

授乳中のコーヒーについては、「授乳直後なら大丈夫」「次の授乳まで○時間空ければ大丈夫」といった情報も見かけます。
しかし、時間だけで完全に管理できるものではありません。
授乳直後に飲めばカフェインを完全に避けられるわけではない
カフェインは母乳中で摂取約1時間後に高くなる傾向があります。[5]
そのため、通常のコーヒーを飲む場合、授乳直後に飲めば、直前に飲む場合より次の授乳まで時間を取りやすくなることはあります。
ただし、母乳中のカフェインは数時間ですべて消えるわけではありません。
研究では母乳中のカフェインの半減期が約6~7時間だった例もあるため、「授乳後に飲んで2~3時間空ければカフェインはほとんどなくなる」とは言えません。[5]
また、赤ちゃんが予定どおりの時間に授乳するとは限りません。
細かく授乳時間を調整するよりも、1日のカフェイン総量そのものを抑える方が管理しやすいでしょう。
カフェインレスなら「1日2~3杯まで」と決める根拠はない
カフェインレスコーヒーについて、「授乳中は1日2~3杯まで」とする明確な公的基準はありません。
FDAが示す一般的なデカフェコーヒーのカフェイン量は約237mLあたり2~15mg程度です。[4]
仮に1杯10mgであれば3杯で30mgですから、通常のコーヒー数杯と比べるとカフェイン摂取量はかなり少なくなります。
したがって、杯数だけで一律に制限するより、
- その商品のカフェイン量
- 通常のコーヒーも飲んでいるか
- 紅茶や緑茶を飲んでいるか
- チョコレートなど他のカフェイン源が多くないか
を合わせて考える方が合理的です。
カフェイン以外にも、砂糖を大量に加える飲み方や、コーヒーで胃の不快感が出る場合などは、自分の体調に合わせて調整してください。
カフェインレスコーヒーを飲んだら同量の水を飲む必要はない
「コーヒーには利尿作用があるから、コーヒー1杯につき同量以上の水を飲む必要がある」と説明されることがあります。
しかし、カフェインレスコーヒーはカフェイン量が非常に少なく、授乳中だからといって「コーヒーと同じ量の水を必ず追加する」というルールはありません。
授乳中は喉が渇きやすいため、水なども含めてこまめに水分を摂ることは大切ですが、決まった比率で水を飲む必要はありません。
喉の渇きや体調を見ながら、水、麦茶、カフェインレスコーヒーなどを組み合わせるとよいでしょう。
通常のコーヒーを飲むなら他のカフェインも合計する
通常のコーヒーを完全にやめる必要があるわけではありません。
例えばEFSAが示す目安では、
| 飲み物・食品 | カフェイン量の目安 |
|---|---|
| フィルターコーヒー 200mL | 約90mg |
| エスプレッソ 60mL | 約80mg |
| 紅茶 220mL | 約50mg |
| コーラ 355mL | 約40mg |
| エナジードリンク 250mL | 約80mg |
| ダークチョコレート 50g | 約25mg |
とされています。実際の量は商品や抽出方法によって変わります。[2]
例えば午前中に通常のコーヒーを1杯飲み、その後をカフェインレスに切り替えるという方法なら、コーヒーを楽しみながら1日の総カフェイン量を抑えやすくなります。
【授乳中のコーヒーの考え方】
・「何杯まで」より1日の総カフェイン量を見る
・慎重に考えるなら1日200mg程度を一つの目安にする
・新生児や早産児ではさらに少なくすることも検討する
・通常のコーヒーとカフェインレスを使い分ける
・授乳時間だけでカフェインを完全に避けられるとは考えない
カフェインレス以外の飲み物を選ぶときの注意点

カフェインをできるだけ減らしたい場合は、コーヒー豆を使わない飲み物も選択肢になります。
ただし、「ノンカフェイン=授乳中にどれだけ飲んでも安全」「健康に良い」とは限りません。
大麦を使った穀物飲料・オルゾ
オルゾは、焙煎した大麦を使ったコーヒー風飲料です。
大麦そのものにはカフェインが含まれていないため、大麦だけを原料とした商品であれば、カフェインを避けながら香ばしい味を楽しめます。
商品によっては、チコリやその他の植物、通常のコーヒーなどをブレンドしている場合があります。
購入するときは原材料を確認しましょう。
なお、大麦にはグルテンが含まれるため、セリアック病などでグルテンを避ける必要がある方には適しません。
タンポポコーヒーに「母乳を増やす効果」が確認されているわけではない
タンポポの根を焙煎した飲み物も、コーヒー代用品として販売されています。
タンポポだけを原料とした商品であれば、通常はカフェインを含みません。
一方、タンポポについては「母乳の出を良くする」と紹介されることがありますが、LactMedでは、母乳分泌を増やす効果を裏付ける科学的に妥当な臨床試験はないとしています。[9]
LactMedでは、食品としてのタンポポは授乳児に害を及ぼす可能性は低いとする一方、授乳中の母親や乳児に対する有効性・安全性について十分なデータがない成分もあると説明しています。
そのため、
- 母乳を増やす
- 血液をきれいにする
- デトックスする
- 栄養不足を解消する
といった効果を期待して大量に摂る必要はありません。
コーヒーに代わる味を楽しむ飲料の一つとして考えるのがよいでしょう。
ルイボスティーなどのハーブ飲料も効能を期待しすぎない
ルイボスティーなど、もともとカフェインを含まない飲料もあります。
カフェイン摂取量を減らす目的では選択肢になりますが、
「ミネラルが豊富だから母乳に良い」
「抗酸化作用で産後の体を整える」
「鉄分の吸収を妨げないから授乳中に特におすすめ」
といった健康効果まで一律に期待する必要はありません。
また、複数のハーブを配合した健康茶やサプリメントの場合、授乳中の安全性について十分なデータがない成分が含まれていることがあります。
LactMedも、ハーブを含むサプリメントについては、授乳中の女性で安全性や有効性が十分に調べられていない製品が多く、商品ごとに成分量などが異なる点に注意を促しています。[10]
普段の飲み物として選ぶ場合は、シンプルな原材料の商品を選び、健康効果を目的とした濃縮エキスやサプリメントなどを使用したい場合は、医師や薬剤師などに確認すると安心です。
| 飲料 | カフェイン | 授乳中に確認したいこと |
|---|---|---|
| 通常のコーヒー | 含む | 1日の総カフェイン量を確認 |
| カフェインレスコーヒー | 少量含む場合がある | 除去率や商品表示を確認 |
| 大麦・オルゾ飲料 | 大麦だけなら含まない | ブレンド原料を確認 |
| タンポポ飲料 | タンポポだけなら含まない | 母乳を増やす効果は確立していない |
| ルイボスティー | 通常は含まない | ブレンドされている他の原料も確認 |
授乳中のカフェインレスコーヒーとの付き合い方まとめ
授乳中でも、コーヒーを必ず完全にやめる必要はありません。
カフェインは母乳へ移行しますが、CDCでは1日300mg以下の低~中程度の摂取は通常、乳児に悪影響を及ぼさないとしています。EFSAは、授乳中の女性について1日200mgまでの摂取であれば、母乳で育つ乳児について安全上の懸念は生じないとしています。[1][2]
より慎重に管理したい場合は、1日の総カフェイン量を200mg程度までにすると考えるとわかりやすいでしょう。
カフェインレスコーヒーは、日本ではカフェインを90%以上除去したものが該当し、通常のコーヒーよりカフェイン量を大幅に減らせます。完全なカフェインゼロとは限りませんが、コーヒーの味や香りを楽しみながら摂取量を抑えたい場合には使いやすい選択肢です。[3]
また、「授乳直後に飲めば大丈夫」と時間だけで管理する必要はありません。母乳中のカフェインは摂取後約1時間で高くなりますが、その後も数時間かけて徐々に減っていきます。[5]
特に新生児や早産児はカフェインをゆっくり処理するため、通常より少ない摂取量を検討してもよいでしょう。
ポイントは、
- カフェインレスも完全な0とは限らないと知っておく
- コーヒー以外のカフェインも合計する
- 杯数よりカフェイン量で考える
- 新生児や早産児ではより慎重にする
- 赤ちゃんの不機嫌や睡眠の変化をカフェインだけのせいと決めつけない
- 心配な症状がある場合は小児科医などに相談する
といった点です。
通常のコーヒーを少量楽しみ、2杯目以降をカフェインレスにする方法もあります。すべてを我慢するのではなく、赤ちゃんの月齢や自分の飲み方に合わせて調整してみてください。
参考文献・公的機関
- Centers for Disease Control and Prevention(CDC)「Maternal Diet and Breastfeeding」
授乳中のカフェインについて、1日300mg以下を低~中程度の摂取とし、通常は乳児に悪影響を与えないと説明しています。新生児や早産児ではカフェインの処理が遅い点にも触れています。
CDC公式サイト - EFSA Panel on Dietetic Products, Nutrition and Allergies. Scientific Opinion on the safety of caffeine. EFSA Journal. 2015;13(5):4102.
授乳中の女性について、単回200mgおよび1日200mgまでのカフェイン摂取は、母乳で育つ乳児について安全上の懸念を生じないとしています。
EFSA Journal - 全日本コーヒー公正取引協議会「レギュラーコーヒー及びインスタントコーヒーの表示に関する公正競争規約」
カフェインを90%以上除去したコーヒーについて、「カフェインレスコーヒー」「デカフェネイテッドコーヒー」等と表示することが規定されています。
全日本コーヒー公正取引協議会 - U.S. Food and Drug Administration(FDA)「Spilling the Beans: How Much Caffeine is Too Much?」
デカフェコーヒーにも少量のカフェインが残り、一般的に8液量オンスあたり2~15mg程度含まれることがあると説明しています。
FDA公式サイト - Drugs and Lactation Database(LactMed)「Caffeine」
母乳へのカフェイン移行、母乳中濃度のピーク、新生児・早産児でのカフェイン代謝、乳児への影響などをまとめた米国国立医学図書館のデータベースです。
LactMed / NCBI Bookshelf - Oo CY, Burgio DE, Kuhn RC, et al. Pharmacokinetics of caffeine in breast milk and plasma after single oral administration of caffeine to lactating mothers. Ther Drug Monit. 1995.
授乳中の女性がカフェインを摂取した後の血液および母乳中カフェイン濃度を調べた研究です。
PubMed - 全日本コーヒー公正取引協議会「CFTニュース&息抜き 2025年11月」
日本のカフェインレスコーヒーのカフェイン除去率や、化学薬品を使用したカフェイン除去が食品衛生法で認められていないことについて説明されています。
全日本コーヒー公正取引協議会 - 全日本コーヒー協会「カフェインレスコーヒーを知る」
水抽出法や超臨界二酸化炭素抽出法など、カフェインレスコーヒーの代表的な製造方法を紹介しています。
全日本コーヒー協会 - Drugs and Lactation Database(LactMed)「Dandelion」
タンポポについて、母乳分泌を増やす目的で使用されることがあるものの、その効果を裏付ける科学的に妥当な臨床試験はなく、授乳中の有効性・安全性に関するデータも限られているとしています。
LactMed / NCBI Bookshelf - Drugs and Lactation Database(LactMed)「About Dietary Supplements」
授乳中のハーブやサプリメントについて、安全性や有効性の情報が限られていることや、製品ごとに成分や含有量が異なる場合があることを説明しています。
LactMed / NCBI Bookshelf
※この記事は、公的機関や研究論文などで公開されている一般的な情報をもとにまとめています。赤ちゃんの月齢、早産の有無、健康状態、母親の服薬状況などによって適切な対応は異なります。個別の判断が必要な場合や、赤ちゃんの体調に気になる変化がある場合は、小児科医・助産師・薬剤師などの医療専門職に相談してください。



