エアロプレスゴーは、キャンプで本格的なコーヒーを手早く淹れたい人に向いたコンパクトな抽出器具です。
ただし、エアロプレスには通常モデルのオリジナル、透明素材のクリア、容量や携帯システムが異なるゴープラスなどもあるため、名前だけを見ると何が違うのか迷いやすい商品でもあります。
特にキャンプ用として選ぶ場合は、味の良さだけでなく、収納のしやすさ、洗いやすさ、湯量、カップの有無、風のある屋外で扱いやすいかまで考える必要があります。
この記事では、エアロプレスゴーのコンパクトさと通常モデルとの違いをキャンプ目線で整理し、ソロキャンプ、車中泊、登山寄りの軽量キャンプ、ファミリーキャンプのどれに合うかまで判断できるように説明します。
公式情報ではエアロプレスゴーは容量8オンス、マグとフタを兼ねた収納ケース付きの携帯向けモデルとされており、国内販売ページでもすべての部品をマグカップに収納できる点が案内されています。
エアロプレスゴーはキャンプで使いやすいコンパクトモデル

結論から言うと、エアロプレスゴーはキャンプで一人分のコーヒーを安定して淹れたい人にとって、かなり相性のよいコンパクトモデルです。
通常のエアロプレスと比べると抽出できる量は少なめですが、付属マグに本体やアクセサリーをまとめて収納できるため、キャンプ道具の中で迷子になりにくいという実用上の違いがあります。
一方で、二人以上で大きめのマグにたっぷり飲みたい人や、抽出量を最優先したい人には、通常モデルやゴープラスのほうが合う場面もあります。
結論はソロ向き
エアロプレスゴーが最も力を発揮するのは、ソロキャンプや少人数キャンプで一杯ずつ丁寧に淹れる場面です。
容量は公式比較で8オンスとされており、一般的なマグ一杯を作るには十分ですが、大きめのマグに薄めず満量で注ぎたい人には少し物足りなく感じる可能性があります。
その代わり、抽出器具、マグ、フタ、フィルターケースを一つの容器にまとめられるため、朝の撤収前や暗い時間帯でも必要な部品を探す手間が少なくなります。
キャンプでは味だけでなく準備と片付けの負担が満足度を大きく左右するため、エアロプレスゴーの価値は小さいことそのものではなく、小さい状態で完結していることにあります。
荷物を最小限にしたい人ほど、ドリッパー、サーバー、別マグ、収納袋を個別に用意するよりも扱いやすさを感じやすいでしょう。
通常モデルとの違い
通常のエアロプレスとエアロプレスゴーの違いは、味の方向性よりも携帯性、付属品、容量に表れます。
公式ページでは通常モデルが家庭やオフィス向け、ゴーが移動やキャンプ向けと整理されており、ゴーには飲用マグとフタを兼ねた収納ケースが付属すると説明されています。
| 項目 | エアロプレスゴー | 通常モデル |
|---|---|---|
| 向く場面 | キャンプや旅行 | 自宅や職場 |
| 容量 | 8オンス程度 | 10オンス程度 |
| 収納 | マグに一体収納 | 別収納が必要 |
| 付属マグ | あり | なし |
味の基本構造は同じエアロプレス系なので、どちらを選んでも浸漬、ろ過、空気圧による短時間抽出という特徴は共通します。
キャンプ用としての差は、抽出後にすぐ飲めるマグが付いていることと、撤収時にひとまとめに戻せることなので、家で毎日たっぷり飲むなら通常モデル、外で使う頻度が高いならゴーという判断がしやすくなります。
コンパクト性の価値
エアロプレスゴーのコンパクト性は、単に本体が小さいというだけではなく、収納時の形が決まりやすいところに価値があります。
キャンプ道具はクッカー、バーナー、カトラリー、調味料、ランタンなど細かいものが増えやすく、抽出器具の部品がバラけると設営後の小さなストレスになります。
エアロプレスゴーはマグの中に主要部品を収めてフタをする設計なので、コーヒー道具だけを一つのかたまりとして扱えます。
このまとまりやすさは、車移動だけでなく、コンテナの隙間に入れたいときや、バックパックの外ポケットに近い感覚で収納したいときにも便利です。
ただし、付属マグごと収納する構造のため、クッカー内にぴったり入れたい人は事前に外寸を確認したほうが安全です。
容量は一杯向け
エアロプレスゴーの容量は一杯向けと考えると失敗しにくく、複数人分を一度に作る器具として期待しすぎないことが大切です。
濃いめに抽出してお湯で割る方法を使えば二人分に分けることもできますが、その場合は一杯あたりの量や濃度を好みに合わせて調整する必要があります。
キャンプでは大きめのマグを使う人も多いため、普段から300ミリリットル以上をたっぷり飲む人は、ゴーの一杯が小さく感じるかもしれません。
一方で、朝食前に軽く一杯、焚き火の横で濃いめの一杯、移動前に短時間で一杯という使い方なら、必要十分な容量です。
容量を理由に迷う場合は、飲む人数よりも一回の抽出でどれくらいの量を飲みたいかを基準にしたほうが、自分に合うモデルを選びやすくなります。
付属マグの便利さ
付属マグはエアロプレスゴーをキャンプ向きにしている重要な要素で、抽出先と収納ケースを兼ねる点が大きな特徴です。
キャンプではマグを別に持っていくことが多いものの、コーヒー専用の受け皿が決まっていると、抽出時の安定感や湯量の目安をつかみやすくなります。
付属マグの上に本体を載せて使う前提で設計されているため、薄いガラスや不安定な容器に押し込むよりも安心して扱いやすい構成です。
ただし、マグの素材やサイズ感が自分の好みと合わない場合は、飲むときだけ別のチタンマグや保温マグへ移し替える使い方もできます。
収納ケースとしての役割を重視しつつ、飲み口や保温性はお気に入りのマグで補うと、コンパクトさと快適さのバランスを取りやすくなります。
味の違いは小さい
エアロプレスゴーと通常モデルの味の違いは、器具の根本的な抽出方式よりも、使う湯量、粉量、挽き目、抽出時間によって大きく変わります。
エアロプレス系は浸漬で成分を出し、紙フィルターで微粉を抑え、最後に空気圧で押し出すため、クリーンで苦味が出すぎにくい傾向があります。
同じ豆と同じレシピで淹れれば、ゴーだから極端に味が落ちるというより、容量が少ない分だけ濃度の調整幅が少し変わると考えるほうが自然です。
キャンプで味がぶれやすい原因は、器具の差よりも湯温の低下、挽き目の不一致、粉量の目分量、風で抽出中に冷えることにあります。
ゴーを選ぶ場合も、計量スプーンだけに頼らず、慣れるまでは粉量と湯量の基準を決めておくと、自宅と近い味を屋外でも再現しやすくなります。
手入れは簡単
エアロプレスゴーはキャンプ場での手入れがしやすい器具で、抽出後の粉を押し出してから軽くすすぐだけで片付けやすい構造です。
ドリップ器具のようにペーパーフィルターを捨てるだけでは終わらないものの、フレンチプレスのように底に細かい粉が残り続ける不便さは少なめです。
公式の案内でも、日常的な使用ではすすぎで十分とされ、必要に応じてシールを外して洗う方法が紹介されています。
キャンプでは洗い場が遠いことや、水を節約したい状況もあるため、使用済みの粉をしっかり押し出してから少量の水ですすぐ流れを作っておくと便利です。
ただし、油分や細かな粉はパーツのすき間に残ることがあるため、帰宅後は分解して乾燥させ、シリコン部分に湿気を残さないようにしましょう。
安全面の注意
エアロプレスゴーは扱いやすい器具ですが、熱湯と圧力を使うため、キャンプでは安定した場所でまっすぐ押すことが欠かせません。
公式や国内販売ページでは、薄いガラス容器に押し込まないことや、倒立法は熱い液体によるやけどの危険があるため推奨しないことが案内されています。
| 場面 | 注意点 | 対策 |
|---|---|---|
| 焚き火の近く | 足場が不安定 | テーブル上で抽出 |
| 薄い容器 | 破損の恐れ | 丈夫なマグを使う |
| 倒立法 | 転倒ややけど | 標準的な方法を優先 |
| 強く押す | 液体が跳ねる | ゆっくり押す |
アウトドアでは地面が傾いていたり、子どもやペットが近くを通ったりすることもあるため、家と同じ感覚で雑に扱わないことが大切です。
抽出時は片手で本体を支え、もう一方の手で垂直に押す姿勢を保てる場所を選ぶと、エアロプレスゴーの手軽さを安全に活かせます。
向いているキャンプ
エアロプレスゴーが向いているのは、コーヒーの味をあきらめたくないけれど、道具を増やしすぎたくないキャンプです。
特に、朝の短い時間に一杯だけ淹れたい人、焚き火を眺めながら濃いめの一杯を楽しみたい人、撤収時の洗い物を少なくしたい人には相性がよいでしょう。
- ソロキャンプで一杯ずつ淹れたい人
- 車中泊で収納を小さくしたい人
- 旅行や出張にも兼用したい人
- 紙フィルターのクリーンな味が好きな人
- ドリップの湯回しが苦手な人
反対に、二人以上で同時にたっぷり飲みたい人や、保温タンブラーとしてそのまま長時間持ち歩きたい人は、通常モデルやゴープラスも候補に入れると満足度が上がります。
エアロプレスゴーは万能というより、軽さ、まとまり、短時間抽出を重視するキャンプスタイルにぴったり合う道具です。
エアロプレスゴーと他モデルの選び分け

エアロプレスゴーを検討するときは、通常モデル、ゴープラス、クリア系などの違いをざっくり把握しておくと迷いにくくなります。
キャンプに限ればゴーが有利な場面は多いですが、自宅でも毎日使うのか、タンブラー機能を重視するのか、容量を優先するのかによって最適なモデルは変わります。
ここではキャンプユーザーが比較しやすいように、携帯性、抽出量、価格感、使う場所という四つの視点で整理します。
通常モデルを選ぶ人
通常モデルを選ぶべき人は、キャンプよりも自宅や職場で使う時間が長く、一回の抽出量を少しでも多く取りたい人です。
公式比較では通常モデルは10オンス容量で、ゴーよりも大きめの一杯や薄めず飲むスタイルに向きます。
キャンプへ持ち出すことも不可能ではありませんが、マグや収納ケースを別に用意する必要があるため、荷物のまとまりやすさではゴーに劣ります。
家で毎日使い、たまに車でキャンプへ持っていく程度なら、通常モデルのほうが容量面の不満は少なくなるでしょう。
ただし、バックパックやコンテナの小さな隙間にコーヒー道具をまとめたい人は、通常モデルの大きさよりもゴーの一体収納に魅力を感じやすいはずです。
ゴープラスを選ぶ人
ゴープラスを選ぶべき人は、エアロプレスゴーの携帯性に加えて、ステンレス製タンブラーや内蔵フィルターホルダーの便利さを重視する人です。
国内販売ページではゴープラスの重量が625グラム、商品サイズがD115×W102×H204ミリメートル、付属品にタンブラーやリッドが含まれると案内されています。
- タンブラーでそのまま飲みたい
- 容量に少し余裕がほしい
- 見た目の質感を重視したい
- 車移動や出張が多い
- 価格より快適性を優先したい
キャンプでの軽量性だけを見るとゴーのほうが扱いやすい場面がありますが、車中泊やオートキャンプで保温性や飲み口の快適さを求めるならゴープラスは魅力的です。
反対に、徒歩移動や登山寄りのキャンプでは、重量とサイズが増えるぶん、ゴーのシンプルさが勝ちやすくなります。
比較表で見る選択
迷ったときは、どのモデルが優れているかではなく、自分のキャンプで何を削りたくないかを基準に比較するのが近道です。
たとえば、一人分で十分ならゴー、家でも大きめに飲むなら通常モデル、タンブラー込みで完結させたいならゴープラスという考え方ができます。
| 重視すること | 合いやすいモデル | 理由 |
|---|---|---|
| 最小限の収納 | エアロプレスゴー | マグに一体収納できる |
| 抽出量 | 通常モデル | 容量に余裕がある |
| タンブラー性 | ゴープラス | 飲用容器まで強い |
| 軽い外遊び | エアロプレスゴー | 小さくまとまりやすい |
価格は販売店や時期で変わるため、国内販売価格を確認しながら、容量と付属品に対して納得できるかを見ると判断しやすくなります。
エアロプレス公式の比較ページや国内の小川珈琲オンラインショップの情報を見比べると、現行モデルの仕様や価格感を把握しやすいでしょう。
キャンプで失敗しにくい使い方

エアロプレスゴーは簡単に使える道具ですが、キャンプでは風、湯温、足場、洗い場の距離といった屋外特有の条件で味や安全性が変わります。
家でおいしく淹れられても、キャンプ場で薄くなったり粉っぽくなったりする場合は、器具ではなく段取りが原因になっていることが多いです。
ここでは、準備、抽出、片付けの三つに分けて、キャンプで失敗しにくい実践的な使い方を整理します。
準備を先にまとめる
キャンプでエアロプレスゴーを気持ちよく使うには、抽出を始める前に必要なものをすべて手の届く場所へまとめることが大切です。
お湯を沸かしてからフィルターや粉を探すと湯温が下がり、抽出中に風でさらに冷えて、思ったより酸味が立つことがあります。
- エアロプレスゴー本体
- ペーパーフィルター
- 中細挽きのコーヒー粉
- お湯を注ぎやすいケトル
- 安定したマグや付属マグ
- 使用済み粉を入れる袋
粉は現地で挽くと香りがよくなりますが、荷物を減らしたい場合は一杯分ずつ小袋に分けておくと計量の手間を減らせます。
特に朝の撤収前は時間に追われやすいため、前夜のうちにフィルターと粉をセットで取り出しやすい場所に入れておくと、コーヒー時間を削らずに済みます。
抽出手順を固定する
エアロプレスゴーはレシピの自由度が高い器具ですが、キャンプでは最初から複雑なレシピを試すより、まず手順を固定したほうが安定します。
標準的な方法で安定した味を出せるようになってから、粉量、湯量、撹拌回数、抽出時間を少しずつ変えると、自分の好みを見つけやすくなります。
| 手順 | 目安 | 目的 |
|---|---|---|
| フィルターをセット | 一枚 | 微粉を抑える |
| 粉を入れる | 約14から16グラム | 濃度を作る |
| お湯を注ぐ | 160から200ミリリットル | 一杯分にする |
| 軽く混ぜる | 数回 | 粉を均一に濡らす |
| ゆっくり押す | 20から40秒 | 雑味を抑える |
湯温は沸騰直後よりも少し落ち着かせたほうが角が出にくいことが多く、寒い時期は器具とマグを軽く温めておくと味のぶれが減ります。
押すときに強い抵抗を感じる場合は、粉が細かすぎるか、フィルターが詰まり気味の可能性があるため、無理に力をかけず次回の挽き目を少し粗くしましょう。
片付けを短くする
キャンプでエアロプレスゴーを長く使い続けるには、抽出後の片付けを短くする仕組みを先に作っておくことが重要です。
使い終わった粉をそのまま放置すると、においや汚れが残りやすく、シール部分にも負担がかかるため、飲む前後のどこかで粉を押し出す習慣をつけましょう。
- 抽出後すぐキャップを外す
- 粉をゴミ袋へ押し出す
- 少量の水ですすぐ
- 布で水気を取る
- 帰宅後に分解乾燥する
キャンプ場の流しではコーヒー粉を大量に流さないようにし、できるだけ固形物として回収してから洗うと周囲にも配慮できます。
帰宅後はマグの中に湿ったまま収納しっぱなしにせず、チャンバー、プランジャー、キャップ、シール周りを乾かしてから戻すと、次回も気持ちよく使えます。
味を整えるコツ

エアロプレスゴーはコンパクトな器具ですが、味の調整幅は広く、粉量、挽き目、湯量、抽出時間を変えるだけで印象がかなり変わります。
キャンプでは豆の鮮度や湯温を細かく管理しにくいため、失敗しにくい基準を持っておくことが大切です。
ここでは、濃すぎる、薄すぎる、酸っぱい、苦いといったよくある悩みを減らすための調整ポイントを紹介します。
粉量と湯量を決める
エアロプレスゴーで味が安定しない人は、まず粉量と湯量を毎回そろえることから始めるのがおすすめです。
付属スクープだけでも淹れられますが、豆の焙煎度や挽き方で一杯分の重さが変わるため、最初は一杯分を14から16グラム程度で固定すると比較しやすくなります。
湯量は160から200ミリリットルを目安にし、濃いと感じたら抽出後に少しお湯を足すほうが、最初から薄く作るより調整しやすいです。
キャンプでは水の量も限られるため、何度も淹れ直すより、少し濃いめに作って好みの濃度へ伸ばすほうが実用的です。
味の調整をしたいときは、粉量、湯量、抽出時間を同時に変えず、一つずつ変えると原因がわかりやすくなります。
挽き目を合わせる
エアロプレスゴーでは中細挽きから中挽きあたりが扱いやすく、細かすぎると押し込みが重くなり、粗すぎると薄く感じやすくなります。
公式ページでも中細挽きが推奨されており、粉を平らにならしてからゆっくり注ぐことが案内されています。
- 酸っぱいなら少し細かくする
- 苦いなら少し粗くする
- 押しにくいなら粗くする
- 薄いなら粉量を増やす
- 雑味が強いなら押す力を弱める
キャンプ用にあらかじめ粉を挽いて持っていく場合は、家庭用ドリップより少し細かめを基準にしつつ、押し込みに無理がない範囲に調整しましょう。
手挽きミルを持参するなら、風の強い場所で粉が飛ばないように、テント前室や車内に近い安定した場所で挽くと扱いやすくなります。
ホットとアイスの違い
エアロプレスゴーはホットだけでなく、濃いめに抽出して氷に注ぐアイスコーヒーにも使いやすい器具です。
ただし、氷で薄まることを考えずに通常の濃度で作ると、水っぽい味になりやすいため、アイスでは粉量を増やすか湯量を減らすとまとまりやすくなります。
| 飲み方 | 作り方の考え方 | 注意点 |
|---|---|---|
| ホット | 湯量を多めにする | 冷えに注意 |
| アイス | 濃いめに抽出する | 氷で薄まる |
| カフェオレ | 濃縮液に牛乳を足す | 浅煎りは軽くなる |
| 水出し風 | 水で短時間抽出する | 撹拌を丁寧にする |
夏のキャンプでは氷をクーラーボックスに入れておけば、短時間で冷たいコーヒーを作れるため、ドリップよりも手軽に感じる場面があります。
冬のキャンプではマグを温めてから抽出し、抽出後すぐにフタ付きの保温マグへ移すと、エアロプレスゴーの小さな一杯でも満足感を保ちやすくなります。
購入前に見るべき注意点

エアロプレスゴーはキャンプ向きの便利な器具ですが、買ってから思っていた使い方と違ったと感じる人もいます。
よくある理由は、容量への期待、付属マグの好み、紙フィルターの管理、価格差、ゴープラスとの混同です。
購入前に注意点を押さえておけば、キャンプ道具として本当に必要か、通常モデルや別の抽出器具のほうが合うかを冷静に判断できます。
価格だけで決めない
エアロプレスゴーは通常モデルより高く販売されることがあり、国内の販売店でもモデルによって価格差があります。
小川珈琲オンラインショップでは、エアロプレスゴー、通常モデル、ゴープラスなどがそれぞれ別価格で掲載されているため、購入時は最新の販売価格を確認する必要があります。
- 付属マグが必要か
- 一体収納を使うか
- 容量の少なさを許容できるか
- 自宅でも使う頻度があるか
- ゴープラスとの差額に納得できるか
安さだけなら通常モデルが候補になりやすい一方で、マグや収納ケースを別に買うと、結果的にゴーのほうがまとまりやすい場合もあります。
キャンプ道具としての価値は、単品価格だけでなく、他の道具を減らせるか、撤収が楽になるか、使う頻度が高いかまで含めて考えましょう。
消耗品を把握する
エアロプレスゴーは本体だけで完結するように見えますが、基本的にはペーパーフィルターを使うため、消耗品の管理が必要です。
標準サイズのフィルターを使う点は通常モデルと共通しているため、予備をまとめて持っておけばキャンプ場で困ることは少ないでしょう。
| 消耗品 | 必要性 | キャンプでの注意 |
|---|---|---|
| ペーパーフィルター | 高い | 濡らさず保管する |
| コーヒー豆 | 高い | 一杯分ずつ分ける |
| シール部品 | 長期使用で必要 | 劣化を確認する |
| 洗浄用の水 | 中程度 | 少量で済ませる |
フィルターを忘れると抽出できないため、フィルターケースに数枚だけでなく、予備袋にも数枚入れておくと安心です。
金属フィルターを別途使えば紙切れの不安は減りますが、味が少しオイリーになり、洗浄の手間も変わるため、キャンプの洗い場事情に合わせて選びましょう。
収納サイズを確認する
エアロプレスゴーはコンパクトですが、すべてのキャンプ収納に自動的に合うわけではありません。
国内販売ページではエアロプレスゴーの重量が408グラム、商品サイズがD102×W102×H150ミリメートルと案内されており、円筒形に近いまとまり方をします。
クッカーやコーヒーセットの中に入れたい場合は、高さや直径が合うかを事前に見ておくと、購入後に収納場所で困りにくくなります。
バックパックキャンプでは408グラムを軽いと見るか重いと見るかが人によって分かれるため、他の調理器具と合わせた総重量で考える必要があります。
オートキャンプや車中泊なら重量よりも一体収納のメリットが大きく、徒歩移動が長いキャンプなら、豆、ミル、ケトルまで含めたコーヒーセット全体の重さで判断しましょう。
エアロプレスゴーをキャンプで活かす組み合わせ

エアロプレスゴーは単体でも使えますが、キャンプでは組み合わせる道具によって快適さが大きく変わります。
特に、湯を細く注げるケトル、安定したテーブル、粉を保管する容器、使用済み粉を持ち帰る袋があると、抽出から片付けまでの流れが整います。
ここでは、エアロプレスゴーのコンパクトさを損なわずに、味と使いやすさを高める組み合わせを紹介します。
ケトルは注ぎやすさ
エアロプレスゴーはドリップほど繊細な湯回しを求めませんが、狙った場所に湯を注げるケトルがあると粉全体を均一に濡らしやすくなります。
キャンプ用のクッカーから直接注ぐこともできますが、湯が一気に入ると粉が偏り、撹拌しても味が少し荒れやすくなることがあります。
- 細口ケトル
- 注ぎ口付きクッカー
- 軽量ドリップポット
- 耐熱計量カップ
- 保温ボトルのお湯
軽量キャンプでは専用ケトルを増やすより、注ぎ口のあるクッカーや小型ポットを使い回すほうが現実的です。
オートキャンプなら細口ケトルを持っていくと湯量の調整が楽になり、エアロプレスゴー以外のドリップや紅茶にも使えるため満足度が上がります。
ミルは必要度で選ぶ
エアロプレスゴーでキャンプコーヒーを楽しむなら、手挽きミルを持っていくか、事前に挽いた粉を持っていくかで迷う人が多いでしょう。
香りを重視するなら現地で挽くほうが魅力的ですが、朝の撤収時や雨の日は粉を挽く時間と手間が負担になることもあります。
| 方法 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 現地で挽く | 香りがよい | 道具が増える |
| 事前に挽く | 準備が速い | 香りは落ちやすい |
| 一杯分に小分け | 計量が楽 | 袋が必要 |
| 店で中細挽き | 失敗しにくい | 調整幅は小さい |
初めてキャンプで使う日は、ミルまで持ち込まず、使い慣れた豆を中細挽きにして小分けにするほうが失敗は少なくなります。
慣れてから手挽きミルを追加すると、エアロプレスゴーの味の調整幅をより楽しめるようになり、キャンプのコーヒー時間そのものが趣味として深まります。
テーブルで安定させる
エアロプレスゴーは押して抽出する器具なので、キャンプでは平らで安定したテーブルを使うことが安全性と味の安定につながります。
地面や膝の上で押すと本体が傾きやすく、熱い液体がこぼれる危険があるため、どれだけ慣れていても安定した場所を用意するべきです。
小型テーブルでも構いませんが、マグ、ケトル、粉、フィルターを置ける程度の面積があると、抽出の流れがスムーズになります。
風が強い日はフィルターや粉が飛ばされやすいため、テーブルの風下側に道具を置く、車やクーラーボックスを風よけにするなどの工夫が役立ちます。
エアロプレスゴーはコンパクトなぶん設置場所を選びにくい器具ですが、押す瞬間だけは力がかかるため、収納性と安全性を分けて考えることが大切です。
エアロプレスゴーの違いを押さえればキャンプの一杯はもっと楽になる
エアロプレスゴーは、通常モデルより容量を抑える代わりに、付属マグへ一体収納できる携帯性を高めたモデルです。
キャンプ目線で見ると、最大の違いは味そのものよりも、道具がまとまりやすく、抽出先が決まり、片付けまで短くできることにあります。
ソロキャンプや車中泊で一杯ずつ楽しむならエアロプレスゴーは扱いやすく、二人以上でたっぷり飲むなら通常モデルやゴープラスも比較対象に入れると後悔しにくくなります。
購入前には、容量、収納サイズ、重量、付属マグの好み、ペーパーフィルターの管理、倒立法を避ける安全面まで確認しておくと安心です。
エアロプレスゴーのコンパクトさを活かし、粉量と湯量を固定して、安定したテーブルでゆっくり押すだけでも、キャンプ場で飲む一杯はぐっと満足度の高いものになります。


